先日、娘の結婚式があり、横浜まで電車で出掛けたのであるが、電車の中の中吊り広告に、インパクトのあるものがあった。
それは、黄色い地に黒い文字でこのように書かれていた。
「即レスしなかった程度で失われるものを、友情とは呼ばない。」
副題として、「やめましょう、歩きスマホ」なんだが、この「即レス云々」のフレーズには何かもっと深い意味を感じる。
それは、「友情の何たるか」である。
「やめましょう、歩きスマホ」に関しては、その危険性を注意喚起しているのであろうが、問題は「即レス」の部分である。
これは、レスポンス(返事)の早い、遅いについて言っているのであろうが、大体ワタシのようなジジイにとっては、「即レス=即時にレスポンス」をすることなんぞは、根本的に無理である。
したがって、「即レス」が「友情」の証(あかし)などというフレーズ自体が存在しないのだ。
しかしながら、「即レス」命という人たちが存在するのも事実である。
彼らは「即が短いか長いか」の在り様で、友情の深さを測るのである。
その彼らに「即レスしなかった」はあり得ないのではないか。
「友情のあり方」のジャンルが異なっている対象に向かって説教するということは、なかなか難しいことなのである。
0 件のコメント:
コメントを投稿