左の写真は「百日紅(さるすべり)」の花である。
八月の中旬に御殿場の秩父宮記念公園で撮ってみた。
ウィキペディアによると、さるすべりは、幹の肥大成長に伴って古い樹皮のコルク層が剥がれ落ち、新しいすべすべした感触の樹皮が表面に現れて更新していくことによる(樹皮の更新様式や感触の似たナツツバキやリョウブをサルスベリと呼ぶ地方もある)。
つまり、猿が登ろうとしても、滑ってしまうということで、猿滑と表記することもある(実際には猿は滑ることなく簡単に上ってしまう)。
英語名は Crape myrtle は、ギンバイカ(myrtle)の花に似て、花弁がちりめん(crape)のように縮れていることから。
中国では、唐代長安の紫微(宮廷)に多く植えられたため、紫薇と呼ばれるが、比較的長い間紅色の花が咲いていることから、百日紅ともいう。
一般的には「百日紅」というだけあって、「紅」の色の花を思い出すのであるが、このように「白」い花もあるようだ。
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