2017年11月25日土曜日

生態系の変化



週刊誌に面白い記事があった。

アメリカの大学教授がアラスカ州からカリフォルニア州にかけての北アメリカ大陸の西海岸の海洋生物を数年にわたって追跡調査をした結果、「2012年以降アメリカ西海岸の生態系が大きく変化している」と指摘している。
過去五年間、少なくとも289種の新しい海洋生物が確認され、生態系が多様になったのだそうだ。
特に増えた種は、ウミウシなどの軟体動物、ゴカイなどの環形動物、クラゲやイソギンチャクなどの刺胞動物、カニやエビやフジツボなどの甲殻類、ウニやナマコなどの棘皮(きょくひ)動物、それに二枚貝やホヤといった無脊椎動物だが、一部には魚類もいるということだ。

なぜ生物の多様性が急増したのか?
新たに出現した生物の大半は、日本沿岸に生息する生物であることから理由は明らかとなる。
東日本大震災の津波が原因と考えられるのだ。
つまり津波によって日本の港や海岸から多くの木材や資材が海洋に流れだした。これらの浮遊物には元々多くの海洋生物が付着、これが海流に乗ってアメリカまで流れついたということである。

生態系の変化というのは、あまり好ましくないことなのだろうが、何か思わずニヤリとしてしまった。
日本はこれまで海外からの生物によって原種が駆逐され、散々な目にあってきたのではなかろうか。
アメリアザリガニなんてえのは、最たるものだ。
そう考えると、今回の出来事は・・・

なんて考えてはいけないのでしょうがね。

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