九州地方の大雨の被害は、実態が明らかに
なるにつれて、より酷いものとなっている。
何故そこまで九州をいじめるのだろう。
雨の神様というのは、実に気まぐれだ。
右の写真は、以前にもこのブログで登場した石仏であるが、一体どういう意味を持った石仏か、自分でもよく理解していなかった。
そこで、手が六本(仏像の世界では六臂という)を手掛かりとして調べてみたところ、どうもこれは「馬頭観音」であるらしい。
馬頭観音は6~7世紀ごろ日本に伝えられ、鎌倉時代の武家社会で馬が貴重さを増すことによって、馬頭観音の信仰が一気に盛んになった。
さらに江戸時代には家畜の守護神、旅の道中の安全を守る菩薩(馬頭観世音菩薩)として、路傍や田舎のはずれなどに石仏が置かれるようになり、民間信仰化したということである。
天台大師の魔訶止観(まかしかん)では、この観音は六道世界(天道・人間道・修羅道・畜生道・餓鬼道・地獄道)のうち、畜生道救済にあたる菩薩とされるそうだ。
路傍とか田舎のはずれの石仏となると、御殿場にはぴったりだものね。
0 件のコメント:
コメントを投稿