授業が二限だけだったので、河口湖美術館まで出掛けてみた。
この美術館、毎月14日は入館料が無料」なのである。
現在の展示は「ダリ版画展」、あのシュルレアリスム(超現実主義)の巨匠にして、歴史に名を刻む二十世紀の代表芸術家のひとり、サルバドール・ダである。
最近、「私はダリの娘」という女性が現れたということで、ワタシ的にはタイムリーな画家でもあった。
ダリは、版画、彫刻、舞台美術、宝飾デザイン、映像、文筆と多方面の創作活動を行なったのであるが、今回は生涯に1600点を超える膨大な作品を制作したという版画の中から約200点ほどの展示であった。
版画作品のメインは、ダンテの叙事詩「神曲」の挿絵としてイタリア政府から依頼された作品(ダンテ生誕700年記念)であったのだが、どうも「神曲」を理解していないワタシにとっては、難解中の難解といった按配であった。
各作品に対して、感覚的には同調できるのだが、それはただの感覚であって、理解ではない。
うーん、これは少し「神曲」を理解してからもう一度版画を振り返るしかないね。
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