妙な天気の日であった。
その証拠がN西連絡通路廊下の湿気。
普通、このような廊下の湿気は春から夏にかけての頃、六月頃によく出る現象なのだ。
廊下が湿気でベタベタしてくる。
歩くことに注意を払わなければ危ないほどなのである。
その湿気がなんと十二月になったこの時期に訪れるとは。
けっして暖かいわけではない。
国語の研究室ではヒーターのスイッチが入っていた。
かと言って寒いわけでもない。
教室で喋っていると、上着を脱ぎたくなる。
なんとも言えぬ、実に妙な天気であった。
0 件のコメント:
コメントを投稿