CDの棚を見ていると、久保田利伸の「Neptune」というアルバムが目にはいった。
CDの製造が1992年となっているので、今からおよそ四半世紀も前の作品である。
このアルバムには「夏の子午線」というヒット曲もあるのだが、当時はどの曲を聴いても、馴染みやすい曲だと理解していた。
さて、目に付いたついでにCDを聴いてみたのだが、これが凄い。
二十年以上前のものとは思えないのだ。
チョイト前のブログでジャズのアルバムに関しても同様なことを言っているのだが、流行廃れの速度が速いポップスの中で、今聴いてみてもまったく古さを感じさせないのは何故だろうか。
ツラツラ考えるに、それは完成された強烈なリズムのような気がする。
彼の音楽は、リズム&ブルースとかファンクとかヒップホップなどと言われている。
静岡県の蒲原で生まれ育った少年が、一体どこでどうやってあの「黒さ」を身につけたのだろうか。
不思議といえば不思議だ。
いずれにしろ、あのブラックミュージックの根幹をなす強烈なリズムが、古さを感じさせない原因であることはマチガイないと思われる。
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