昨日はビル・エヴァンスの「モントルーⅡ」というアルバムについて書いたのだが、ビル・エバンスの最高傑作と言えば、やはり「ワルツ・フォー・デビー」であろう。
「モントルーⅡ」を聴いたあとに、どうしても「ワルツ・フォー・デビー」が聴きたくなり、早速聴いてみた。
この二つのアルバムの共通点は、どちらもライブ録音であるところだが、聞き比べると、演奏も録音も、これはもう圧倒的に「ワルツ・フォー・デビー」のほうが優れている。
「なんと言っても、ベースがスコット・ラファロだもんね。」
エディー・ゴメスも上手いんだが、ビル・エヴァンスへのフィットとなると、ラファロにはとてもかなわないだろう。
ただ、悲しいことは、スコット・ラファロはこのライブの数日あとに、自動車事故で亡くなってしまったことである。
さて、ニューヨークの「ヴィレッジ・ヴァンガード」というライブハウスでの録音であるが、実はこのライブハウスの下には地下鉄が通っており、電車の通過する音がこの録音に入っているのだ。
ニューヨークの地下鉄なので、当然通過する電車の本数は多く、何カ所かでその音が聞こえるのだと。(これは有名な話)
残念ながら、私の再生装置ではすべてを聞くことができないが、「おおーこれか」というところは、あることはあるのである。
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