アメリカのオバマ大統領が日本の被爆地である「広島」を訪問し、演説をした。
いつもながら、オバマ大統領の演説というのは見事で、誠意がうかがわれる。
さて、ニュースでは、この訪問についていろいろなコメントが紹介されていたのであるが、とりわけ「広島までの道のり」を挙げたコメントには納得がいった。
すなわち、オバマは広島にいたるまでに、イラクとの関係、キューバとの関係、そして来日直前に訪れたベトナムとの関係と、かつての敵対関係をもった国々との関係修復を、着々と試みていた。
かつて、アメリカが戦争を仕掛けた国々との関係修復の試みである。
そして、クライマックスに「広島」。
うーん、そのとおりだね。
日本とアメリカとの関係は、もうだいぶ長い間敵対関係はないが、やはり、原爆投下という喉の奥にささった小骨のようなものがあったのだろう。
これは勿論、大統領とそのブレーンによる戦略(大統領の名を歴史に残すための)なのであろうが、実に見事である。
やはり、パフォーマンスということについては、日本はとても適わないだろうなあ。
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