2014年9月25日木曜日

「指のしなやかさ春の日ざしの」

「指のしなやかさ春の日ざしの」

この句には、ぴったりの写真があった。
今年のゴールデンウイークに、沼津御用邸で行われた筝曲部の野外演奏、ここで撮った写真である。

筝を弾く女性徒の指、なんとしなやかなのだろう。

山頭火自身、写真のように筝を弾く指などまったくイメージしていないのだろうが、句と写真を並べてみると、これは「ドンピシャ」であった。
図々しい言い方をすれば、山頭火の句は、この写真のために作られた句のようであるのだ。

ちょっと言い過ぎか?

0 件のコメント:

コメントを投稿