2014年3月30日日曜日

花は盛りに

御殿場の秩父宮記念公園まで写真を撮りに出かける。

桜の花の様子を見にいったのだが、この時期、御殿場では当然花の咲く気配などはなく、桜の木の枝だけを見て帰ってきた。
その代わりと言ってはなんだが、梅の花がいささか。

下界のの沼津では、梅はもうとっくにほころび、桜さえ散り始めたたところもあるのに。
御殿場では、まだ咲く気配のない桜の枝である。

しかしながら、咲く気配のない桜の木の枝のことは、吉田兼好の徒然草「花は盛りに」にも登場してくる。

桜の花は咲いている時だけを見るものだろうか。
その趣は咲く寸前の木の枝にあるのではないかと。

まさにそんな感じか。










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