写真展も五日目となった。
N西の芸術科三年生卒業展が近くのギャラリーで行われたこともあって、芸術科の生徒がこちらの写真展にも大勢きてくれた。
大変ありがたいことである。
やはり、芸術科の生徒というのは視点が面白い。
彼女たちのいろいろなコメントを聞くことは、私自身勉強になる。
また今日は、書道のS先生も姿を見せてくれた。
S先生との会話の中から。
S先生「ここにある写真を選ぶのには、どのくらい時間がかかるのですか?」
私は、質問の意図がよく理解できなかったので次のように答えた。
私「時間は、ほとんどかかりません。」
答えてから、おお、これはしまったぞと思った。
つまり、こういうことだ。
書道では、いくつか作品を書いて、その中からたったひとつの作品をチョイスする。
同じ文字で二つの作品はあり得ないわけだ。
したがって、自分で気に入った作品が二つあれば、どちらかを落とさねばならない。この作業に悩むのだそうだ。
芸術というのは斯くまでにきびしいのである。
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