近所の秩父宮記念公園の駐車場から見た富士山である。
話は変わって、受験問題の演習の中に、福沢諭吉の「学問の独立」という文章があった。
曰く 「学問と政治は国家の幸福を増進するという目的は同じでも、その働きには違いがある。それは学問は現実社会との接触が少なく、政治は人間生活に直接関わっているからである。」
さらに諭吉はいう。「学問と政治を分離して活動を区分することが、社会の利益となる。西洋諸国でも、政治が学問に介入したり、学者が政治に干渉したりして弊害を招いた例がある。」
この文章が書かれたのは明治十年前後であるから、今から百四十年以上昔である。
なんと鋭い感覚なのだろう。
平成の今、どうも雲行きが怪しくなってきた。
政治が学問に介入しようとしている気がする。
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