NHKの特集で環境問題を取り上げる番組があった。環境問題というと、よく取り上げられるのは公害であるとか、ゴミであるとかの問題なのであるが、この番組は「山野を荒らす獣の害」を特集していた。
原因は「猟師不足」である。
猟師の高齢化により、日本の山野から猟師が消えつつある。そしてそれが原因となり、山野に住む獣が増える。
獣たちは、山にある資源を食い荒らす。
悪循環である。
かつては猟を生業とする人たち(「またぎ」などと呼ばれていた。)がいて、山に住む獣の数のバランスを程よくとっていたのである。
ところで、番組の中では美術大学の女子学生が「またぎ」にあこがれて、とうとう自分自身が「またぎ」になってしまったことも紹介していた。もちろん「またぎ」では生活などできないので、彼女は役場の職員をしながら猟をしているのであるが。
若者たちよ。将来「またぎ」という選択はどうだろうか。
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