2012年12月13日木曜日

南天②

久し振りの「怒り新党」である。
テーマのひとつに「人前で大きなくしゃみをする人に腹がたちます。」というのがあった。
マツコにしろ有吉にしろ、その意見には否定的であった。
私も同感である。
「でものはれもの所きらわず。」の言葉がある。
どうしても自然現象というのは、避けられないものなのだ。自然現象を抑えてしまうのは、これは問題があるるのではないか。
身体によくないことだ。

さて、昨日に続いて「南天」の話。

中国に「邯鄲の枕(夢)」という話がある。

盧生(ろせい)という青年が邯鄲(かんたん)という町で枕を借りて眠ると、次第に出世して栄華を極めた人生を送る。
ところが目覚めてみると炊きかけの粟(あわ)も炊き上がっていないわずかな時間だった...。
 人生のはかなさをたとえる有名な故事だが、実はこの「邯鄲の枕」は南天の材で作られていたそうだ。
日本でも悪い夢を見たら床に南天を活けると悪夢が消え、枕の下に南天の葉を敷くと悪い夢を見ないという言い伝えが残っている。
今も南天の図柄をデザインした手ぬぐいや枕カバーが売られているのは、この故事が大切にされている証拠である。

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