さて、昨日の大河ドラマには紫式部の娘「藤原賢子(かたこ)」が赤ん坊として登場したが、この賢子の和歌も大弐三位(だいにのさんみ)として百人一首に取られている。
「有馬山 猪名の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする」
有馬山に近い猪名の笹原に風が吹くと、笹の葉がそよそよと音をたてる。さあそのことよ、お忘れになったのはあなたのほう、私はどうしてあなたのことを忘れるでしょうか。
作者のもとへ通ってくることが途絶えがちになった男が「あなたが心変わりしたのではないかと心配です」と言ってきたので、この歌を詠んだという。
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