テレビの「ブラタモリ」という番組を見ていると、奈良の春日大社が出てきた。
番組では、藤原氏のことにはあまり触れていなかったが、春日大社というのは、藤原氏の氏神を祀るために造られた神社である。
さて、その春日大社、御神体は神社の背後にある「御蓋(みかさ)山」であるという。
山という自然を御神体にしているのだ。
そして、驚くべきことに、四つある社殿についても自然の地形を重要視して、地形にそった建て方をしているのだと。
つまり、本来傾斜を取るために、斜面を削ってフラットにして、その上に建物を建てるのだが、ここの社殿は建てるにあたって、その斜面を活かし、建物自体を斜面にそって、少しずつあげていく。
言ってみれば、階段のように、社の建物自体が段々上がっていくという手法を取っているのである。
これも、自然を壊さない、そして自然に対する畏敬からなのだよね。
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