2015年1月22日木曜日

「支」

木の幹から生え出ている「枝」の写真である。
「 枝」という字、考えてみれば不思議な字である。

「木」と「支える」から成り立っている。
「木」を支えているのは「枝」だろうか。
いや違う。
「木」が「枝」を「支」えているのか。
それも変だ。

「支」、これは「支」えるのではない。
「支」には「わかれる」の意味があるではないか。
川の「支流」とか言うものね。
つまり、「木」から「わかれる」のが「枝」なのだ。

「支」は会意文字で「竹の枝を割く」意と、もうひとつ「竹を持つ様子」の意があるという。
「割く」の方が「わかれる」で、「持つ」の方が「ささえる」となったのだろうね。

それにしても、「わかれる」と「ささえる」の意を持つ「支」は「枝」よりもっと不思議な文字である。

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