2013年4月27日土曜日

プロトコール

N西において、創立記念講演会(講師はN西OGであり、元オランダ外交官夫人)があった。

「世界の人々とグローバルに」というなんだかわけのわからないタイトル(どうして「グローバルに」という形容動詞の後の言葉がないのだろう?)で、講演は行われたのであるが、その中に出てくる「プロトコール」なる言葉が、これがまたよく理解できなかった。

ウィキペディアによると、「プロトコル、または、プロトコールとは、複数の者が対象となる事項を確実に実行するための手順等について定めたもの。日本語では「規定」「議定書」「儀典」などと意訳される。英語では protocol (英語発音: プロウタコール、 プロウタコル)、フランス語では protocole (フランス語発音: プロトコル)と表す。」とある。

彼女の話の趣旨(なんのために、その事をするかという目的やねらい。)は外交儀礼に於ける「プロトコール」が如何に大事なことか、ということであると思うのだが。

さて、外交儀礼としての「プロトコール」とは、外交の場や国際的催しで、その実務や交流の場における公式な規則や手順などを、ひとつの典拠として利用できるようまとめたもの。
さらに、歴史的外交事例に基づいた慣行や習慣を成文化したものであり、法的な拘束力はもたないらしい。(ふーん、法的な拘束力はないのか。)

具体的には、列席者の序列とか国旗の取り扱い、服装等々、その一般的な運用をあらかじめ決めて明示するものだが、そもそも成文化されていない慣例も多く、内容も時と必要に応じて様々に変化してしまうと言う。

総括すると、「プロトコール」は無いと困るがどうも怪しげで、国際ルールというよりもローカルルールに近いもののような気がする。
(追記)
迂闊にも講演の最中に私は、鼾をかいて寝てしまったのです。
S先生、起こさせてごめんなさい。






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