「乙」には「若い」の意味があって、「乙女」とは、「若い女性」の意味であると。
「おおー、知らなかった」と思いつつ、「これは、もう少し調べてみなければ。」という向上心がムクムクと首を擡(もた)げてきて、辞書を引いてみた。
「乙」とは変な字である。
だいたい、画数が一画である。
一画の漢字は、「一」と「乙」の二つしかない。
また、「一」がすっきりしているのに「乙」は一度まっすぐ横に行って次に斜め、そして最後にまた横という、実に変な動きをする。
漢和辞典でみると、これは春に草木が屈曲しながら伸び出す様子であるのだという。
「へぇー、そうか。そういう動きだったのか。」と多少納得した。
次に「乙」には三つの読み方がある。
さて、この中で、「オト」を注目してみると、「乙女」の「オト」は勿論「若い」の意味を持つが、同時に「男」の「オト」でもあるという。さらに、これは「若返る」意味を持つ動詞の「復つ(オツ)」と同源でもあるという。
うーんなかなか奥が深いぞ。
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