2012年6月24日日曜日

スギちゃんのこと

TBSのニュースキャスターという番組を見ていると「日本人は世界で最もワイルドとは関係のない国民ではないか。」と誰かが言っていた。スギちゃん人気は、この「ワイルドでない日本人」による「ないものに対する憧れ」であると。
 確かに、日本人は礼儀を重んじる国民であるし、でしゃばらないところに美学を持とうする国民でもある。それは疑いようもない事実であるが、スギちゃん人気というのはチョイと違うような気がする。これは、個人の問題なのではないか。スギちゃんというキャラクターが如何にも真面目そうで、(実際、真面目かどうかは分からんが)いくらワイルドを装っても、とてもワイルドには成り得ない。にもかかわらず一生懸命ワイルドになろうとしている姿に、同情と共感を覚えているのだ。
 教員の目でみても、彼の直向きさというのは好感が持てるだけに、一発屋で終わって欲しくないものだ。

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