2012年6月3日日曜日

陽水の歌詞

N西は文化祭の一日目、午前中の主なイヴェントは芸術科の演奏・パフォーマンスであった。さすがに芸大を目指す連中の演奏は凄い。ピアノ・チェロ・フルート・独唱等々、どれをとっても、普通の高校生のレベルではないものであった。

さて、昨日挙げたメッセージである。
もう過去の歌手?になってしまったのかもしれないが、井上陽水の歌のメッセージは強烈であった。たとえば、「傘がない」という歌詞(部分)はこうである。
 
「傘がない」

都会では自殺する若者が増えている
今朝来た新聞の片隅に書いていた
だけども問題は今日の雨 傘がない

行かなくちゃ 君に逢いにいかなくちゃ

テレビでは我が国の将来の問題を
誰かが深刻な顔をしてしゃべってる
だけども問題は今日の雨 傘がない

行かなくちゃ 君に逢いにいかなくちゃ

陽水はこう言い切る。「世の中の他人がどうした、こうしたということより、自分にとっては、これから雨の中、彼女に逢いに行くための傘がないことのほうが、何倍も大きな問題である。」勿論これが、陽水の本音かどうかはわからないが、「人との連帯感」が盛んに叫ばれていた当時にしてみれば、結構強烈なメッセージであった。

0 件のコメント:

コメントを投稿