この間は仏像の話だったので、今日は神社の話である。
神社の鳥居。外国人が神社に行って、一番妙に思い、興味を持つのが鳥居らしい。そう言えば御殿場にあるキャンプ富士(米軍の駐屯地)にも変な鳥居がある。キャンプの中には神社などないのだが。あれは何かのシンボルとして作られたのだろうか。
鳥居というのは、神が降りてくる聖域と、人間が住む俗界を区別する門らしい。鳥居のルーツには、インド、中国、朝鮮の説と日本古来の説があるということだ。インド説は、古代インドには、仏舎利をおさめる塔のまわりを垣でかこんだ「トラーナ」という門があり、このトラーナという発音や門の形が鳥居に似ていることから生まれた説である。また中国には、陵墓の前などに建てられた華表(かひょう)という門があり、それが原型だという説。一方、日本古来説は「古事記」の記述にルーツがあるという。天照大神が天の岩戸に隠れた時に、そのお出ましを願って、ニワトリを止まり木に止まらせて、鳴かせたのが、鳥居の起源だという。
おまけ、鳥居の通り方は、中央は神様が通る道なので、我々は鳥居の端を歩くのがマナー。
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