「は」の字日記
2021年8月23日月曜日
あしびきの
「あしびきの 山鳥の尾のしだり尾の ながながし夜をひとりかも寝む(山鳥の長く垂れ下がった尾羽のように、私は長い夜を一人ぼっちで寝るのであろうか=恋人と離れ離れに寝ることを嘆た
いた歌)
こ
の歌は万葉歌人と言われる「柿本人麻呂」の歌とされているのだが、実は「柿本人麻呂」というのは謎の人物であり、この歌も実際には彼の歌ではないようだ。
万葉歌人は伝説的な人物としての側面が強く、作者不明の優れた歌が彼らの歌として伝わり、平安時代に本人の歌として信じられたようである。
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