2020年8月31日月曜日

平常の生活

やっと平常の生活に戻ってきた感じがする月曜日であった。

四月よりかつてないイレギュラーな生活が始まり、それは六月の初旬まで続いた。
六月の中旬からは授業の再開はあったものの、息をつく間もなく(中間テストもないままに)期末テスト、さらに一学期の評価からの夏休み、それは目まぐるしい毎日であった。

さて、この先九月、十月と無事に過ぎてくれるのであろうか。

2020年8月30日日曜日

連日の暑さ

酷い暑さが続いている。

自分が普段過ごしている部屋は、(御殿場という涼しいところでもあるので)部屋の温度が三十℃を超すことは、滅多にないのであるが、今年の夏はその異常性からか、連日三十℃を超しているのである。

もう、いい加減にしてほしいですな。
暑さ老人から気力体力を奪うのです。



2020年8月29日土曜日

夜好性 そのニ

昨日の続きである。

音楽の現場がネット空間に移行してきていることを示す事例が目立ってきている。

瑛人の「香水」はその象徴だろう。
ほぼ無名の新人ミュージシャンがネット上に発表したこの曲は、TikTokなどのSNSで話題を呼び、爆発的なヒットなっている。
(YOASOBI等)彼ら彼女らは、ネット空間を本拠地とし、インターネットの向こう側の相手の存在に不安を覚えつつコミュニケーションを続ける、さらにもう一つ共通性を見出すならば、人間が歌うことを念頭におかず、PC上で制作される音楽に特有の、過剰なまでに音楽的要素を詰め込むみつつ、「ポップであること」を指向する点であろう。

目まぐるしく転調を繰り返すその音楽は、思春期的なナルシズムや孤独、破壊衝動を突き詰めたところに現れる濃厚な抒情性を示す歌詞とも呼応するものだ。
他者との安易な共感を拒絶する「夜好性」の心象風景は閉塞的にも映るが、それはネット空間に閉じ込められた我々すべてが直面する状況と響きあっている。

さて、以上増田聡氏の論文をまとめてみたが、中高生に圧倒的人気のある「ミュージシャン・曲」の成り立ちが、ほんの少しだけ分かったような気がした。






2020年8月28日金曜日

夜好性

先日、YOASOBIの「夜に駆ける」について触れたのであるが、昨日の夕刊の囲み記事に、大阪市立大学教授、増田聡氏の「夜好性」たちの心象風景というタイトルでYOASOBIを始めとする目新しいグループについての面白い論文が載っていた。

ここにその論文をまとめてみる。

最近のアンダーコロナの生活において、われわれはネット越しのコミュニケーション様式に慣らされており、さらにネット越しの生活はヒット曲の様相をかえつつある。

ここ半年でヒットチャートに目立つのは、ヨルシカやYOASOBI、ずっと真夜中でいいのに、をはじめとする、目新しいグループたちだ。
彼ら、彼女らには共通点が多い。
いずれもボーカロイド音楽シーンが出自で、ネット上での音楽活動を基盤に持つ。
また匿名性が高い活動も特徴的だ。
ミュージックビデオではアニメーションが多用され、歌手の姿が前面に現れることはない。
女性が歌う歌詞の主語はほとんどの場合「僕」であり、歌手のキャラクターよりも歌の物語性や心象風景が強調される。
名称からの連想で「夜好性」とも称されるこれらの匿名グループのファン層の中心は、ネットで音楽に触れてきた若い世代だが、このような音楽の受容を大きくしたことは想像に難くない。

以下、もう少しこの論文は続くのであるが、今日はここまで。


2020年8月27日木曜日

強い思い込み

歳をとったせいなのか、あるいは自分が昔からずっと持っていた性癖なのか、ワタシにはどうも「強い思い込み」というものがあるようだ。

今日も、「そろそろ特定検診に行かねば」ということで、市役所から以前送付されていた特定検診用の書類を準備しようとした。
ところがどうだろう。
「アルハズのところ」をチェックすると、これが見当たらない。
「おかしい、確かにここに差し込んでおいたはずだ」と、近辺を必死になって探すが、やはりない。

探すこと二十分、「これだけ探してないのであれば、今年は検診をやめるか、あるいは恥ずかしい思いをして再発行してもらうか」の覚悟をして、フト視線を移動させた。
すると、そこに見覚えのあるオレンジの封筒。
まったく意識をしていなかったところに書類は存在していたのである。

それにしても、あの汗だくになった二十分は、一体何だったのか。

2020年8月26日水曜日

焼きそば入りパン

マヨネーズ風味が強い「やきそば」【山崎製パン】ふっくらバーガー ...
「ふっくらバーガー焼きそば」というパンを食してみた。

以前、ブログでふれた「もっちチーズパン」に触発されて思わず購入し、食したのであるが、こちらはもうゲテ物というかなんというか、「?」が三つくらいつく製品であった。

「ヤマザキ」の焼きそばパンには、「こだわりソースの焼きそばパン」という製品があり、これは人気があり、そこそこ売れているようなのだが、そこにもってきてこの「ふっくらバーガー」はあるまい。

「こだわりソース」の方で、「焼きそばパン」を肯定しておいて言うのもなんだが、バーガーの中身に「焼きそば」は似合いませんぞ。

2020年8月25日火曜日

暑さはいつまで

昨日がそこそこ涼しかったので、これはもう暑さのヤマは超えたのかと思っていたのだが、それはチョイと甘い考えであった。
何故なら、学校にしばらく足を踏み入れていなかったので偵察の意味を兼ねて行ってみたのだが、下界は酷く暑く、行ったトタンに御殿場に帰りたくなったからである。

やはり、今年の夏はまだ去っていないのである。
天気予報では、来週も酷暑というべき日が続くと言っているので、まだまだ我慢しなければならないのだろう。

2020年8月24日月曜日

危険なテニス

夏休みにつき、ワタシの空いている月曜日は本日限りということで、月曜テニスに出かける。

三島の錦田というところのコートで、体育館のある文教コートと異なり、やや標高の高いところにあるのだが、三島は御殿場と比べるとやはり暑い。
おそらくコート上の温度は35℃を超えていただろう。

この時期のテニスは、ジジイには危険を伴うテニスですな。

2020年8月23日日曜日

サブスク

久しぶりにレンタル屋に行って、DVDを借りてきた。
レンタル屋では、「新作でもなんでも一枚100円」という格安レンタルをしていたのだが、お客の数がどうも少ない。
要は、最近のレンタル商売は苦戦を強いられているということだ。
このままでは、そう遠くない日に日本のレンタルショップは消えてしまうだろう。

その原因は、今話題の「サブスク=サブスクリプション」である。
「サブスク」つまり「定期購読」だ。
現在では「定期購読」というよりも「定額制サービス」のことを指すという。

定額サービスは、配信会社と契約さえすれば、好きな時に好きな枚数だけDVDを観ることができるのだ。
しかも、それはショップに行かず、すべて家にいて出来ることなのである。
レンタルショップが消えるのも当然なのでしょうかね。

2020年8月22日土曜日

マッシュアップ

脳裏上のクラッカーマッシュアップ(Mashup)という音楽用語がある。

ウィキペディアによると、マッシュアップとは、二つ以上の曲から片方はボーカルトラック、もう片方は伴奏トラックを取り出して、それらをもともとあった曲のようにミックスして重ねて一つにした音楽の手法ということである。
(古い例としては、1956年のビル・ブキャナン&ディッキー・グッドマンの「フライング・ソーサー」があるというから、これは歴史ある手法だ。)


さて、ここのところブログは、YOASOBIの「夜に駆ける」の話題ばかりであったのだが、ユーチューブを見ていていると、この「夜に駆ける」と「脳裏上のクラッカー」という曲のマッシュアップがあった。

「脳裏上のクラッカー」は、「ずっと真夜中でいいのに」という、オジサンにはこれまたよく分からない不思議な名前の音楽ユニット(その世界ではかなり知られているらしい)の曲である。

まあ、それはともかく、この二曲のマッシュアップが尋常ではないのだ。
おそらく、二曲ともコンピュータを使っての作曲だと思うので当たり前なのかもしれないが、ここまでピッタリかさなると、「なんだかなあ」の気持ちになってしまう。
今はこんな世の中なんだね。

是非、「夜に駆ける×脳裏上のクラッカー」を検索してみて下さいな。

2020年8月21日金曜日

またまた、さらにまた夜に駆ける

またまた、さらにまた「夜に駆ける」である。

先日、ユーチューブの「夜に駆ける×長く短
い祭り」という「二つの曲くっ付けバージョン」
を紹介したのであるが、何故二つの異なる曲が
上手くにフィットするのかを、N西高芸術科
(音楽専攻)の卒業生(現在音楽大学に在籍
しているのです)にメールで質問してみた。

回答をまとめてみると、こんな感じ。
コード進行そのものは若干異なっているが、
コードに対するベース転回として、ラインは
ほぼ同じである。コードについては椎名林檎
の「長く短い祭り」の方が複雑であり、「夜に駆
ける」のコードは凝りすぎずシンプルな和音で
ある。

したがって、シンプルであるが故に、椎名林檎
の「長く短い祭り」のテンションコードとすんなり
マッチしたのではないか。
クラシック音楽として普通に聴くと、メロディは
伴奏の音に対して性格や性質に沿っていない
ので違和感がある。

ただし、椎名林檎の伴奏の効力というか、ジャ
ズの要素が強いので、「わざとメロディと伴奏
が外れている」ようにも聴こえる。
また、二つの曲は付点リズムが特徴的なので、
そこもマッチしている。

うーん、さすが音大生、Rさんしっかり答えて
くれて有難う。

2020年8月20日木曜日

もっちチーズパン

山崎製パンの「もっちチーズパン」を食べてみた。
チーズ好きのワタシは、「3種類のチーズ(チェダー・モッツァレア・ゴーダ)を使用した薫る味わいが特徴です」のコマーシャルにつられて購入したのである。

さて、美味いか、そうでないかで言ったら「美味い」パンであった。
ただし、パッケージには「辛味のあるチーズを使用しています。」と書いてあったのだが、どうもその「辛味」が感じられなかった。
商品の口コミをいろいろ調べてみたが、多くの意見はワタシ同様「辛味」は感じられないようなので、ワタシの舌が特にオカシイということでもなかろう。

「俄かパン評論家」とすれば、「ありそうでなかった」のがこのパンのウリであろう。

2020年8月19日水曜日

切り上げテニス

水曜テニスはいつもと異なり、30分前に切り上げる。

我らがテニスグループでは、過去にこんなことはなかった。
(プレイの質はともあれ、時間まできっちりやりきる?のが我々のアイデンティティ?であったのに)

誰一人文句を言う者がなかったのは、きっとそれだけの猛暑だったということなのだろう。
やはり、「命を守る行動」を、この暑さでは考えなければイケナイのです。

2020年8月18日火曜日

「暑い」でなく「熱い」

昨日のブログは、日本の最高気温の話であったのだが、今日、昼のワイドショーを見ていると、アメリカのデスバレーで、54.4度という、これまた想像を絶する気温が記録されたニュースがあった。

上には上があるものです。

50度以上の温度となると、風呂に入る時の温度で想像してみても、相当熱い温度だ。

こんな気温は、「暑い」ではなく「熱い」と表示したほうが良いのかもしれませんな。



2020年8月17日月曜日

日本一の暑さ

新潟の友人からメールがあり、その返信に「昨日は浜松で40.9度を記録して、静岡県も暑くなったもんだ」と送ったのだが、そのあとにヤフーニュースを見ると、「浜松で歴代トップに並ぶ41.1度」の文字が目に入ってきた。

ん?
41.1度?
静岡県が暑さ日本一躍り出るとは。

どうもフェーン現象のなせるワザということらしいが、我々静岡県民は「日本で一番の暑さを記録したのは、静岡県!」という妙な優越感を持つに至るのだろうか?


2020年8月16日日曜日

続・続 夜に駆ける

またまた「夜に駆ける」である。

何か妙に耳に残る楽曲であると思っていたのだが、この曲のコード進行は、どうも椎名林檎の「長く短い祭り(右はジャケット写真であるがジジイには少々刺激が強いか?)」によく似ているということである。

これもユーチューブで発見したのだが、夜に駆ける」とよく似た曲という見出しがあり、その中に「長く短い祭り」という曲があった。ユーチューブでは、インストルメントを「長く短い祭り」にして、ボーカルの部分を「夜に駆ける」で歌う、という試みをしていた。
(たいそう興味のある試みだ)

実際に聴いてみると、これが何ともハマるのである。
ほとんど違和感なく聴こえるから不思議だ。
最近の楽曲というのは、聴衆向けに「ここをこういう風にすればウケるぞ」的なコード進行のセオリーが存在するのですかね。

興味のある方は「夜に駆ける×長く短い祭り」で検索してみてくださいな。
(後で気づいたことだが、椎名林檎の「長く短い祭り」は、かなりジャズテイストのある作品なのです。)

2020年8月15日土曜日

続・夜に駆ける

昨日に続いて「夜に駆ける」である。

「夜に駆ける」の曲自体は心地よくワタシの頭の中に
入ってくるのであるが、これが歌詞の方はそうはいかない。
こちらは尋常でない歌詞なのである。

そもそも、「夜に駆ける」は「ソニーミュージック賞」で大賞に輝いた星野舞夜による小説、「タナトスの誘惑」をもとにした楽曲なのだという。
そして「タナトス」とは、ギリシャ神話に登場する死神で、死への誘惑や欲望を指す言葉としても用いられているのだそうだ。

小説は、自殺願望のある「彼女」を持つ男性の視点で進み、最終的に男女ともビルの屋上から飛び降りてしまう。
うーん、「夜に駆ける」とは、「飛び降りる」ことの比喩なんだ。
チョイと哀しいなあ。

インターネットで歌詞が取れたので、次に挙げてみる。

「夜に駆ける」

沈むように溶けてゆくように
二人だけの空が広がる夜に
「さよなら」だけだった
その一言で全てが分かった
日が沈み出した空と君の姿
フェンス越しに重なっていた

初めて会った日から
僕の心の全てを奪った
どこか儚い空気を纏う君は
寂しい目をしてたんだ

いつだってチックタックと
鳴る世界で何度だってさ
触れる心無い言葉うるさい声に
涙が零れそうでも
ありきたりな喜びきっと二人なら見つけられる

騒がしい日々に笑えない君に
思い付く限り眩しい明日を
明けない夜に落ちてゆく前に
僕の手を掴んでほら
忘れてしまいたくて閉じ込めた日々も
抱きしめた温もりで溶かすから
怖くないよいつか日が昇るまで
二人でいよう

君にしか見えない
何かを見つめる君が嫌いだ
見惚れているかのような恋するような
そんな顔が嫌いだ

信じていたいけど信じれないこと
そんなのどうしたってきっと
これからだっていくつもあって
そのたんび怒って泣いていくの
それでもきっといつかはきっと僕らはきっと
分かり合えるさ信じてるよ

もう嫌だって疲れたんだって
がむしゃらに差し伸べた僕の手を振り払う君
もう嫌だって疲れたよなんて
本当は僕も言いたいんだ

ほらまたチックタックと
鳴る世界で何度だってさ
君の為に用意した言葉どれも届かない
「終わりにしたい」だなんてさ
釣られて言葉にした時
君は初めて笑った

騒がしい日々に笑えなくなっていた
僕の目に映る君は綺麗だ
明けない夜に溢れた涙も
君の笑顔に溶けていく

変わらない日々に泣いていた僕を
君は優しく終わりへと誘う
沈むように溶けてゆくように
染み付いた霧が晴れる
忘れてしまいたくて閉じ込めた日々に
差し伸べてくれた君の手を取る
涼しい風が空を泳ぐように今吹き抜けていく
繋いだ手を離さないでよ
二人今、夜に駆け出していく



  
 




2020年8月14日金曜日

夜に駆ける

夜に駆ける

ユーチューブを見ていて、チョイと気になるものを見つけた。
YOASOBIの「夜に駆ける」という曲である。

そもそも、YOASOBIとは何か。
YOASOBIとは、コンポイザーAyaseとボーカリストikuraによるクリエーターユニットだという。
ん? クリエーターユニット? ん?

オジサンにはよく分からなかったが、このユニットが昨年11月にデビュー曲として出したのが、「夜に駆ける」である。
何でも「小説を、音楽・映像で具現化する」のがこのユニットなのだと。

「百聞は一見に如かず」という言葉があるが、これは「百見は一聴に如かず」とでも言ったほうが良いのだろうか。
耳ザワリ(サワリについては障りもあるが、ここでは触り)は非常によく、オジサンでも十分に聴きこなせる曲であった。

2020年8月13日木曜日

お盆

今日からお盆ということで、本日もすこしだけ仏教の話である。
(御殿場はこの時期になると、県外ナンバーだらけになるのです)

そもそも、お盆(文字通り本来の意味は祖霊に供物を供えるための器?)というのは、日本古来(中国古来の道教からという考え方もできる)の祖霊信仰と仏教(仏教の方では盂蘭盆会)が融合した行事である。

日本人というのは、この融合という形態が大好きなように思われる。
神道と仏教を融合させた神仏習合(今は無理やり分離させられたが)などは、その典型的な在り様だ。
そういう点で考えると、やはり祖霊信仰と仏教の合体型であるお盆は、ごく必然的な融合形態として日本に定着したのであろう。

お盆の明確な起源はよく分かっていないらしいが、かつて一年に二度ほど(初春と初秋)に祖先の霊が子孫のもとを訪れて交流する行事があったという。
(どうもこのへんは、中国経由の話のよう。)
そしてこれが、仏教の墓参りと結びつき、日本全土を巻き込んだ「日本全国墓参り行事」となっていったようだ。

何はともあれ、今年はコロナ禍ゆえ、チョイとイレギュラーではあるが、日本全国お盆なのです。





2020年8月12日水曜日

炎天下テニス

二週間ぶりの水曜テニスであった。

おそらく三島のテニスコートの温度は優に35℃を超え、下手をすると40℃越えの温度ではなかったかと思われた。
まさに炎天下テニスである。

しかしながら、最近の後期高齢者はタフなのです。

ここで戦後の混乱期を生き抜いてきたか否かの差がでる。
ワタシのように、やや安定してきた戦後の人間、すなわち安定期老人は、とてもじゃないが混乱期老人には勝てないのです。
すぐに「もう止めましょう」発言をして、自分の命を守る行動をとってしまう。

うーん、混乱期老人は、鍛え方がちがうのですな。


2020年8月11日火曜日

生まれたところでは発展しない

関東地方は危険な暑さだという。
関東地方ということは、隣接している静岡県もそれに近い暑さなのだろう。

御殿場も風が結構強く吹いているのに、湿度が高いような気がする。
これは日本海側にある低気圧の影響なのだろうか。

さて、今日も「お寺さん入門」の話であるのだが、今、仏教の全体像がわかるのは日本だけで、仏教の発祥地インドに行っても生きた仏教にはふれられないという。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                         
もともと宗教には、生まれたところでは発展しないという性質があり、仏教が生まれたインドでは一度消滅しているそうだ。
また、インドから中国に伝わった仏教もその後元気がなくなった。

仏教だけでなく、キリスト教にしても現在の中東で生まれたものの、今ではイスラム教の方が強いし、キリスト教がしっかり根付いたのはヨーロッパである。
なぜそうなるのか、理由はともあれ、宗教とはそういう性格を持つのだそうだ。

うーん、ここの理由が知りたかったのだが、この本にはここまでしか説明がなかった。
「理由はともあれ」でごまかされてしまったようだ。

2020年8月10日月曜日

29.2℃

日本の各地で今年の夏の最高温度を記録しているようだ。

35℃を超すような温度は、今までそれほど多くはなかったような気がするが、昨今は各地で当たり前のように記録しているので、これは恐ろしい時代になったものだと、驚いている次第である。

因みに、現在御殿場の温度は、室内で29.2℃程度だ。
まあ、室内であまり動かず、じーっとしていれば許せる範囲の温度である。

2020年8月9日日曜日

一休禅師

Portrait of Ikkyū by Bokusai.jpg
昨日はブログに「一休さん=一休禅師」のことを載せたせたのであるが、いろいろ気になるところがあったので、もう一度彼の人間性について調べてみた。

当時、国内第一の経済的繁栄を誇っていた大阪の堺には、一休の兄弟子である養が布教に入っていた。
は、それまで教化の対象から漏れていた商人たちへの布教を積極的に行なっていた。
彼らは身分も低く、教養もなかったが経済力があったので、兄弟子は教えを広めるために、教化の水準を落とさざるを得なかった。
しかし、真面目な一休にとって、それは許せないことであり、斬ることのできない偽の刀であったのだ。

下の画像を見ると、一休禅師の横に、僧には似合わない赤い大きな刀が立てかけられている。これがその「斬ることのできない偽の刀」だと言われている。
より多くの人に対する布教が優先なのか、それとも教えのレベルを維持することを大事にするのか。
これは、今の世にもよくある問題である。