テニスの師匠から「ゴマのハエ(胡麻の蠅)」という言葉があるが、「ゴマのハイ(護摩の灰)」ではないかと言われた。
よく時代劇などを見ていると、確かに「胡麻の蠅」なる言葉が出てくる。
そこで語源辞典を引いてみた。
そこには「護摩の灰」が掲載されており、その意味は、「護摩の灰とは、旅人を騙して金品を巻き上げる泥棒」とある。
この護摩の灰とは、高野聖(こうやひじり=中世に高野山から諸国に仏道を勧めてまわった下級の僧侶をいう)のいでたちで、弘法大師の護摩の灰と偽り、押し売りをして歩いたも者がいたことから、騙して売る者や、押し売りをする者を呼ぶようになった。
さらに、こうもあった。
「胡麻の蠅」とも書くが、これは胡麻にたかる蠅がそれとなく近づき、しつこくつきまとうイメージが語源とされる。
なるほどね。
「護摩の灰」から「胡麻の蠅」が生まれたんだね。
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