2019年1月22日火曜日

安永五丙申

先週撮影した御殿場の印野というところにある石仏である。

なかなか形が良く、お顔も整っておられる。
像の右には安永五年丙申(ひのえさる)の文字が見られるので、江戸時代に造られた石仏だ。

安永とは、1772年から1781年で、九年間の短い期間の年号である。
因みに杉田玄白の「解体新書」が書かれた時の年号でもある。
そして安永五年丙申とは西暦1776年のことだ。

この年に御殿場の印野で何があったかは分からないが、誰かが何らかの目的でこの石仏を造ったのであろう。
遠い昔に思いを馳せるのも、偶にはいいものだ。




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