近所で弔いがあって、町内会の役員であるワタシは、昨夜の通夜、今日の葬式と二日間の仕事となった。
ところで弔いのある家には、玄関に「忌中」と書かれた紙を下げる。
「忌中」の「忌」は「忌(い)む」と読む。
これが所謂「いみじ」という、古文によく登場す形容詞の元である。
では「いみじ」とは何か?
古文単語的に言えば、「普通でない状態」を言う。
そしてこの言葉は、良い方にも悪い方にも使われる。
良い方の意味で解釈する時は「素晴らしい」と訳せば良いし、悪い方で解釈する時には「酷い」と訳せば良い。(生徒にはいつもこう説明しているのです)
つまり、「忌中」の「忌」は「普通でなく酷い」の意味となり、「忌中」というのは、我が家は「普通でなく酷い」状態なのですよの表示となるのである。
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