今日の三年生選択授業において、漢文「列子」を演習する。
演習したところは、よく知られた「知音(ちいん)」についての話である。
「知音」は「音楽を理解する」という意から転じて、「自分の心を理解してくれる友」の意を表すようになった。
琴の名手「伯牙」の友人「鍾子期」は、拍牙の琴の音を聴くと、彼の心境まで理解できたという話。
この文の最後には「吾何(いず)くに於いて声を逃さんや」という印象的な部分がある。
「私の琴の音はどうやっても君の耳をごまかすことはできない」の意であるが、すごいなあ、以心伝心なのだね。
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