2017年9月28日木曜日

古文真宝

昨夜から今朝にかけて、かなり酷い雨や風に見舞われるという予報ではあったが、御殿場地方は、何とか無事であったようだ。
昼前には陽が差すほどの天気であった。

次のN西の土曜講習(漢文)では、蘇軾の「古文真宝後集」がテキストとなっている。「古文(古体詩と古雅な文体による文章)の真に宝にすべきものを集めた書」という見るからにツマラナソウな文章だが、実際にやってみると、これがやはりツマラナイ。
教えるワタシが言うのであるからマチガイない。
教員の辛いところは、その教材がツマラナクテモ、それをツマラナイ顔をせずやり切るところだ。
因果な商売だね。
教員というのは。

さて、文章の主旨は「昔の立派な人は、その生まれつきの能力が、今の人よりも優れていたのではないが、じっくりと自分の才能を育ててから世に仕えた。焦らず、じっくり、いろいろなものを自分の身に蓄えるという点で、今の君子は昔の君子に及ばないのである。」というものである。
この主旨、何をどう考えて立派というかは問題がありそうだし、昔の人全てが才能がないとも言えないだろう。さらに「君子」と言っても、どの君子と、どの君子の比較なのかよく分からない。
まあ、言いたいことは「自己修養した後に、能力を発揮すべきだ」なんだろうが、チョイトマドロッコシイなあ。

0 件のコメント:

コメントを投稿