まるまると まるめまるめよ 我が心
まん丸まるく まるくまん丸
造仏聖、木喰の和歌である。
ほのぼのしていて、誰かに教えたくなる歌だ。
木喰は日本全国を遊行(ゆぎょう)し、庶民のために仏像を彫った。
彼の仏像は、我々が普段イメージする豪華絢爛な装飾などとは無縁であり、厳かな雰囲気もない。
その特徴は、皆微笑んでいること。
微笑仏なのである。
さて、その和歌にも微笑みは浸透している。
みだみだと おもふわが身も みだなれば
みだもみだぶつ なむあみだ仏
長たびや ながとの国でたづぬれば
まだ行く(ゆく)さきも ながとなりけり
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