2015年5月1日金曜日

円空と木喰

円空木喰展昨日N西のSクラスの生徒諸君には予告したのであるが、山梨県立博物館まで出掛けてみた。
(ポカポカと、いやいや、ポカポカを通り過ぎてカッーとした太陽の夏日でした。)

御殿場の自宅から車でおよそ一時間、河口湖から御坂トンネルを抜けて坂を下りると直ぐのところにあるのが山梨県立博物館である。

さて、博物館に出掛けた理由は「円空・木喰(もくじき)展」。
サブタイトルには「2つの孤高の魂が今、時空を超えて邂逅するー。」
二人とも日本各地を巡り歩いて木像仏を作った僧である。

円空が生まれたのは1632年、美濃国(岐阜県)64歳で没するまでに、12万体(エッー12万体だとー?)の神仏を彫るという誓願を立てた。(現在、そのうちの5400体が確認されているそうだ。)
一方、木喰は、1718年、甲斐国(山梨県)に生まれ、93歳で亡くなるまでに2000体の造象を発願、720体が現存しているということである。
驚くことに、木喰は63歳で木像仏を作り始めたのだそうだ。

鋭い鑿(のみ)のあとが力強い円空仏(写真左)と丸みを帯びた優しげな木喰仏(写真右)対照的な二人であるが、その生き様というか、生きる力というか、何とも凄いものを持っているという点では共通の聖(ひじり)であった。


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