N西の夏休み補習の問題に、経済学者?塩沢由典の「人はなぜ習慣的に行動するのか」という文章があった。
「人間が習慣的に行動する理由は、注意と思考の節約のためである。すなわち、合理性の限界のために、なるべく少数の、整理された情報から結論を出すことが要請されるため、経験を通じた学習によって決定の思考過程そのものが定型化される。」
要は「人間の行動はある程度は制限されていた方が考えやすいこともある。」ということだ。
情報が多すぎては、合理性に限界が出てきてしまうということである。
朝、起きて顔を洗い、歯を磨く。
例えば、ここにいろいろな選択肢(散歩をする・座禅をする・歌を歌う・体操をする等々)があると、これは時間がいくらあっても足りない。従って、ここは経験を通して学習し(何が適当なのかを判断)、情報を手に入れることにより、注意と思考を節約することになるのだ。
同じことの繰り返しが習慣なのだろうが、同じことは同じことなので、とても退屈となる。でも、この退屈さに打ち勝つことで、きっと何かを手に入れられるのだよ。
ねえ、N西とN東の受験生諸君。
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