2012年8月15日水曜日

「筝」について


昨日は筝曲部のめでたい話があったのだが、聊(いささ)か気になることがあった。すなわち、筝曲の「筝」は何故「筝」なんだということである。
 所詮「筝」のことなど何もわからない私は、「筝」と「琴」の違いさえわからなかったのである。
 調べてみると、「琴」というのは、「筝」の通称、代用漢字でもあるらしい。「筝」のほうが歴史のある言葉ということなのか。また、音を調節する「柱」があるのが「筝」であり、ないのが「琴」とも書いてある。そうなんだ。
 さて「筝」の漢字であるが、「竹かんむり」は「筝」が「竹」を素材にしていたと考えれば良いが、下の「争」は何だろう。
優雅な楽器には似合わないような気がする。
 ここからは私の推測だが、「争」は基本的に「争う」意味なのだが、それ以外に「引き合う・手渡す」の意味がある。
「引く」で考えると、「筝」は「弾く」ものなので、すべて上手く嵌ってしまうのだが。
 ただし、漢和辞典には「争」は「ソウ」という音を表している、とあるので、これは怪しいかも知れぬ。

クイズ 「筝」は何故、一面・二面と数えるのでしょうか?
 
                                           (百合シリーズ③)

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