2012年4月29日日曜日

微妙について

「微妙」とは仏教用語であり、仏教の方では「ミミョウ」と読むらしい。そして「微妙」というのは感覚のことで、識別不可能なもののこと。だからそれは言い表しようのない美しさであり、さらに、たとえようのない思いのことでもあるようだ。従って、最近若い人の間でよく使われる、弱い否定の意味での「ビミョー」はおかしいのである。しかしながら、前にもどこかで言ったような気がするが、言葉を発した方と、受け取った方が同じ意味で考えていれば、それはそれで良いということになる。また、よーく観察してみると「弱い否定」というよりも、「ワタシよくワカンナーイ」という意味で使う例も多いのではないか。だとすれば、これはこれで正しい使い方なのである。

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