私はテレビコマーシャルが大好きだ。ことによると番組そのものよりも好きかもしれない。
最近のコマーシャルでは、「でんでらりゅうば」という長崎地方の方言を使ったトヨタパッソ(自動車)ののコマーシャルが面白かった。「でんでらりゅうば」というのは「出ようとして出られるならば」という意味で始まる、わらべ歌だそうだ。以下このように続く。「でてくるばってん、でんでられんけん、でーてこんけん、こんこられんけん、こられられんけん、こーんこん。」
おおよその意味は「出ようとしても出られないから行かないよ。」ということらしい。コマーシャルは見る人に印象づけをするのが目的であるので、これは、十分にその役目を果たしたことになるだろう。なんでも方言をコマーシャルに使う手法を「コードスイッチング」というらしい。英語の中に突然日本語を入れると、非常に印象的な会話になる。それと同様に標準語の中に方言を入れると、これも非常に印象的になるということである。
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