道徳は「困っている人がいたら助けなさい」のような普遍的な命令である。他方、倫理は具体的な状況における善さを目指す。
さまざまな制約や条件のある中で、何が最善の選択かは状況によって変わりうる。その人を助けてしまうことが、長期的に見れば本人のためにならないこともある。「倫理」は「道徳」の絶対的な基準が当てはまらないときに、人が直面する「悩み」であり、道を選びとろうとする「創造性」である。
この記事は「自粛警察」のように、杓子定規に命令を当てはめて他者を攻撃する態度を批判したものなのであろうが、最近の世の中を見ていると「倫理」の必要性がますます大きくなって行くような気がする。
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