要は仏像の種類であるとか、その見分け方を案内しているのであるが、ワタシはこの本により、(今まで気になっていた仏像の中の)「四天王」がどのような「天王」であるかを理解することができた。
「四天王」とは仏の世界を守るために、月に六回この世に下り、四方を隈なく見張る、これがの役目である。すなわち、人々の行ないや善悪を監視し、逆らう仏敵がいれば懲罰を加えるのだという。
「四天王」の「四」は「東西南北」方角である。そして東を守るのが「持国天」、南が「増長天」、西が「広目天」、そして最強ともされる北の守りが「多聞天」である。「多聞天」とは別名を「毘沙門天」とも呼ばれる。
ふーん、「毘沙門天」は結構メジャーなイメージがあるなあ。そういえば、京都の鞍馬寺に祀られているし、静岡県では富士市の吉原では「毘沙門天」の「だるま市」というのもあるよな。
(注 左の写真は「毘沙門天」ではありません)
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