火野正平の「心旅」という番組を見ていると、広島県三次市甲奴町(ひろしまけんみよししこうぬちょう)の「小童」という地名が出てきた。
三次市や甲奴町の読みさえ難解なのに、「小童」とは一体何と読むのだろと狼狽えていると、「小童」は「ひち」と読むことが分かった。
ん?
「ひち」?
どこをどう読めば「ひち」になるのだろう。
これは調べねばということで、さっそく調べることにした。
まず、分かったことは「小童」は当て字だということである。
その由来にはいくつかの説があるらしい。
いづれも説得力にはやや欠けるが、ネットで調べた説を挙げてみる。
①古事記や日本書紀に登場する稲田姫(イナダヒメ)のことを小童と呼び,その稲田姫が素戔嗚尊(スサノウノミコト)と結婚され,この地に住まわれたの で,その名をとって,地名を小童とした説。
②素戔嗚尊がこの地を巡幸の時,大騒ぎした童を「ヒチぐるうな」
といってしかられた。その「ヒチぐるうな」の上の二文字をとって,地名をヒチとした。
③この地に小童(こわらべ)が現れて,いつしかひち(しち)の地名を表すのに当て字として小童と書くようになった説。
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