源氏が療養のために訪れた京都北山の地で、可愛らしい少女を見つけるシーン、
そこには、このように書かれている。
「ねびゆかむさまゆかしき人かな、目とまり給う。」
訳はこうだ。
「ねびゆかむさま」とは、「成長してゆく様子」、「ゆかしき人」とは「見てみたい人」。
つまり、「これから成長していく様子を、見たい人だなあと(源氏は)目がとまりなさる。」となる。
すごいね。
十八歳の源氏が、十歳前後の少女を見て「おおー、この女の子は将来とんでもない美人になるぞ、これから先を是非見たいものだ」と、思うのだ。
果たして、源氏はこの女の子を自分で引き取り育て、自分の妻にしてしまう。
十八歳と十歳ですぞ。
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