2019年9月17日火曜日

蔵王遠望

写真の奥にある山は、上山市街から見た「蔵王」である。
ワタシの意識する「山」というものは、富士山のような、単体の山であるのだが、この「蔵王」や「月山」などは、どこからどこまでが「蔵王」や「月山」なのか、あまりにも大きすぎて、よく分からない山である。

上山(かみのやま)と言えば、アララギ派の歌人「斎藤茂吉」の生まれ育った地であるが(茂吉の家=守谷家は小学校卒業後に進学するだけの経済面の余裕が無く、茂吉は、画家になるか寺に弟子入りしようかと考えたが、東京・浅草で医院を開業するも跡継ぎの無かった同郷の精神科医、斎藤紀一の家に養子候補として厄介になることとなった)、茂吉の歌には次のようなものがある。

朝な夕なこの山見しがあまのはら蔵王の見えぬ処(ところ)にぞ来(こ)

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