2019年9月21日土曜日

蔵六面

蔵六面。
今回、上山で入った蕎麦屋の鴨居に飾ってあった和紙で作った面である。
なかなか面白い風合いがあるので、ワタシもかつて購入している。

上山は昔は和紙の里であったが、張子づくりはいなかったそうだ。
「それはつまらん」と昭和53年から初代の木村蔵六が、昔ながらの手漉き和紙を使い手張りで様々な張子(はりこ)のお面や人形を作り始めた。
蔵六(ぞうろく)と言う名は、初代蔵六が、幕末の軍師・大村益次郎(別名 蔵六)の『物事をフェアに見、合理的に考え、かつ心はそれとは別に偏っても良いとし、田舎をひいきし、自分で決めた上下や価値などなく、自身で決める。』考えに感銘を受け、『蔵六』には『六つの宝を蔵してる』事、万年生きる吉祥の代表である亀の事もそう呼ぶことから名付けられた。
現在は息子の二代目蔵六が張子づくりを継いで、父の意思を継ぎながら、自由な発想で、今の時代や生活に合わせた張子を考えながら、こつこつと作っているそうである。

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