2019年5月4日土曜日

落ちられない

昨日のテレビ番組「チコちゃんに叱られる」では、「雲が落ちてこないのはなぜ?」というテーマが扱われた。

チコちゃんの回答は、「落ちたくても落ちられないから」。
雲が作られる理由と空気の流れが影響しているということである。
番組では、「空気中のチリに水蒸気がくっつき、上昇気流に乗って空に集まって雲ができる」と説明し、雲を形成している粒は非常に小さく軽いため、落下速度は秒速1センチと非常に遅い。
したがって、雲の粒が落下する速度より上昇気流が早いため浮いたままになると解説があった。

さて、科学的な話はこれで解決するのだが、ワタシが気になったのは「落ちたくても落ちられないから」のフレーズである。
「落ちられる」ん?

とうとう公共放送でも「落ちられない」になったんか。
「れる・られる」については以前から言葉の「揺れ」があり、こうなることは時代の流れなのであろうが、ワタシにはどうも抵抗感がある。
この場合の「落ちられない」の「られ」は「可能」であり、「落ちることができない」の意であろうが、何故「落ちたくても落ちることができない」としなかったのだろうか。

このように、テロップで堂々と「落ちられない」と表現されると、「ワタシが遅れているのか?」の感でいっぱいになってしまうのである。

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