入院生活中で往生するのが、睡眠時間の設定である。
普段、夜更かしの極みのような生活をしているワタシにとって、これは実にきびしい。
九時に消灯するので、六時間睡眠だと夜中の三時に目が覚めてしまうのだ。
さて、この三時からが実に長いのである。
あたりが明るくなる六時ころまで、もんもんと時間をすごさねばならない。
「これは修行だ。」
と腹をくくって、ワタシは耐えたのであった。
おかげで今では、十二時近くになると、上のまぶたと下のまぶたがくっつきそうなのです。
頭にあけた穴をふさぐために縫合していた糸、この抜糸のため病院まで出掛ける。
「痛いですよ。」
と言われ、んなこと言ったって、たいしたことあるまいと、高をくくっていたのだが、これが痛い。
人生、高をくくってはいけないのである。
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