2014年2月3日月曜日

「ベルス」のママ


コーンブレッド(紙ジャケット仕様)
「フォト2人展」の二日目。
今日は三十年ぶりに、お会いした方があった。

今から三十年以上前であろうか、沼津仲見世の通りから東にやや入ったとろに、「ベルス」という喫茶店があった。
インテリジェンスに満ちたマスターとエレガントなママがいて、とても居心地がよく私は月に何度もその店に通っていた。
ある時、店に行くとマスターの友人というプロのカメラマンがいて、私は無謀にもそのカメラマンに、たまたま持っていた自分の写真を見せた。

無論、マスターの知り合いということでの社交辞令だと思うが、なんとそのカメラマンが写真を褒めてくれたのである。
それ以来、図に乗った私は「自分は写真が撮れるぞ」という妙な自信を持ってしまったのである。
今思うとこれが自分の写真の原点のような気がする。

さて、その「ベルス」のママが写真展に来てくださった。
懐かしい時間が瞬時に現れては消えていく、そのような感覚であった。

写真はリー・モーガンの「コーンブレッド」というアルバムジャケット。
リー・モーガンというと、「サイドワインダー」とか「Vol3」が有名なのであるが、ビートたけしは、この「コーンブレッド」から「セオラ」を取りあげている。
この曲も「ベルス」のママ同様とてもエレガントな曲である。





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