オウムの続きである。
今の世の中について、さらに僧侶は言う。
自己実現とか、生きる意味を探す人は多い。
今の社会に違和感を抱く人には、「この世界を壊して
逆転勝ちしたい」という方向とは別に、
この世界に染まらずに超越するという考え方もあって、(これは実存主義の考え方に近いような気もするが)
それは、「社会は汚れているけれど、自分は清らかで、他人より勝っている。」という発想だという。
ところが、この考え方は実際のところ、ものすごく強烈な自己変容への欲望であり、自己肥大の一つのバリエーションであるのだそうだ。
「現実の世界」に染まらないことを自分のポリシーとしながら、一方では自己の欲望を肥大させていく。
うん、なんか最近あった事件だぞ。
うん、なんか最近あった事件だぞ。
秋葉原の車の暴走事件などは、典型的なこのパターンではなかろうか。