我々を取り巻く音楽環境というのは、恐ろしいくらいに変化をしてきている気がする。(評論家みたいなことをいう私である。)それは、フィジカル(「物質的な」の意味で音楽ソフトにおいては、CD・アナログレコード・カセットなど形のあるもの。)からデジタル(「形のないもの」デジタル音源.Iポッド・USB)への移行ということで代表されるのであるが、よくよく調べてみると、実はそうでもないらしい。雑誌「サライ」によると、アメリカでは、デジタル51%、フィジカル・その他が49%、日本ではデジタル20%、フィジカル80%ということである。特に日本の場合、ジャケットにも重きをおく(私もよくジャケット買いをする。)のが、その理由らしい。しかしながら、この数字は、所謂大型CDショップがここのところ相次いで消失してきていること(あの渋谷のタワーレコード、そして秋葉原の石丸電気)を考えると、フィジカルが安全であることを決して意味してはいないだろう。フィジカルひと筋45年の私にとって、これはとても悲しいことである。
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