この本は、日本人でも「実は分かっていなかった語」を抜き出して、面白おかしく説明する、こんな按排の本であった。
例えば「シカとする」とは、任侠用語であり、花札の鹿と紅葉が描かれている札(上の真ん中の札)のことなのだそうだ。この札の中の鹿はソッポをむいており、さらにこの札は十点だという。つまり「シカと」とは「鹿十」であり、ソッポを向いて無視することが、「シカとする」となる。
他にも「ピカ一」は、花札の中では「光もの(たぶん、山に月とか松に鶴が描かれているもの)」が、際立って点が高い(二十点)ことから「群を抜いていること」を「ピカ一」と言うようになったのだとか。
フーン、なるほどね。
0 件のコメント:
コメントを投稿