2018年2月13日火曜日

雛人形の並べ方

自分の家の「雛人形」を出してみた。
雛人形を出しながら、ハテ、男雛と女雛の位置はどうなっていたんかいな?
と悩んでしまったのであるが、まあコンナモンカナと、適当に並べてみた。

さて、並べてみたものの、せっかく出したのであるから、これはチョイと正確に飾ってみようと、いろいろ調べてみた。

結果、どうも正解はないことが分かった。

つまり、こういうことである。
京都や関西地方では、「向かって右」が男雛で、関東地方では「向かって左」が男雛だ。
その理由として、関西では、日本古来の「左上座(向かって右)」の考え方が残っており、「向かって右」が男雛、一方、関東では、明治以降に皇室に西洋的な考えが入り、大正天皇がご即位の際には「向かって左に天皇陛下、右に皇后陛下がお並びになった事で、当時の東京の人形組合が、内裏雛の左右を入れ替えて飾るように決めたから、というのがその理由である。

ただし、震災や戦争によって資料や文献が消失してしまっており、これが確実というはっきりした理由もなく、研究者によって今も明確な答えを模索している状況であるという。

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