今日、国語の準備室で、よく「(夏も近づく)八十八夜」というが、この「八十八夜」の「夜」は一体何だろうということになった。
「八十八夜」は立春を起算日として、八十八日めにあたる。(これは太陽暦をベースにしているので、「八十八夜」の歴史はそれほど古くはないらしい。)大体五月二日ころである。
まあ、それは良いとして、八十八日目であるならば、「八十八日」でも良いだろう。
なぜ、「日」でなく「夜」なのだ。
ネットでも、そのあたりは詳しく言及しているものがなかったが、推測するに「八十八夜」というのは、どうも「霜」と関連があるらしい。
ウィキペディアには、「八十八夜の別れ霜」とか「八十八夜の泣き霜」があり、五月二日あたりは「遅霜」が発生する最終時期だという。
したがって、「夜」は「霜」が発生する時間帯ということなのだろう。
「遅霜」の発生は農家にとっては死活問題である。
どうも、その「遅霜」に対する注意喚起が「八十八夜」という言葉のようだ。
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